◎「世界筋骨格痛年」が開始  国際疼痛学会がキャンペーン

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☆共JBN 外1063(産業、医療)(09・10・19)

【産業担当デスク殿】36637

【シアトル(米ワシントン州)19日PRN=共同JBN】痛みの中で最も多く見られまた最も重大な筋骨格痛分野に焦点を当てたキャンペーン、「世界筋骨格痛年(The Global Year Against Musculoskeletal Pain)」が19日スタートした。このキャンペーンは非営利団体の国際疼痛学会(IASP)の後援で12カ月続けられる。医学研究者、保健専門家、政府指導者および一般大衆の間に筋骨格痛およびその地球規模に広がる重大な影響に対して注意を喚起しようとするものだ。

 世界で筋骨格痛で苦しんでいる人の数はほかのどの痛みよりも多い。専門家はこの問題は複雑で広範囲にわたると言う。頸痛、関節痛、腰痛、骨痛および慢性の広範囲の痛みを含む様々なタイプの痛みがかかわっている。しかし痛みの状態や症状は広範囲にわたるにもかかわらず、筋骨格痛のすべてのタイプの痛みは根本的なメカニズム、症状、さらに治療の可能性といった点で共通している。

 「世界筋骨格痛年」は「動作が痛みを伴うとき:評価し理解し処置をする」をキャッチフレーズにして人々、特に痛みの研究者および臨床医に対してこれらの点をさらに調べ、痛みをとり、苦痛を取り除くより有効な治療方法を開発するためのプラットホームを提供する。このキャンペーンの共同議長を努めるのはデンマークのラーズ・アーレント=ニールセン博士と米国のキャサリーン・スルッカ博士である。世界のIASPの会員や支部を通じて筋骨格痛に対する注目を集めるためシンポジウム、ペインキャンプ、出版物、インタビューなどの後援をすべく働きかけていく。IASPはまたウェブページにダウンロード無料のファクトシートを掲載しており、この痛みの分野に関する20以上のトピックを取りあげている。

 G・F・ゲプハルトIASP会長は「研究者、医療の専門家ならびに政府やコミュニティーの指導者など、すべての痛みの関係者がわたしたちと一緒にこの重要な試みに参加して、筋骨格痛のあらゆる面での挑戦に向かい合ってもらいたい。共同作業をし、最新の研究や治療方法を共有することで世界の何百万という患者の痛みや苦痛を大幅に経験することができる」と述べた。

 ▽IASPについて

 IASPは科学者、臨床医、医療従事者および政策決定者を結集して痛みの研究を促進・支援し、さらにその知識を使って世界で痛みの軽減を向上させることを目的にしている。IASPの会員は世界123カ国、6500人を超えており、痛みの研究を支援するための補助金を支出、さらにシンポジウムやプログラムを後援している。毎年10月の第3月曜日にIASPは新しい世界キャンペーンを開始し、痛みの持つ様々な面に注意を喚起している。世界キャンペーンについての詳しい情報はウェブサイト(http:// www.iasp-pain.org/GlobalYear/MSP)を参照。

(了)

 

 ▽問い合わせ先

      Rich Boram

 +1-206-283-0311 x225

 rich.boram@iasp-pain.org